アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードでJALマイルを貯める

JALマイラーがアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード、もしくは、アメックス・スカイ・トラベラー・カードを持ったら・・・意外に良さそうだったので、報告させて頂きます。

私はJAL陸マイラー歴7年、メインカードはJALカードTop&ClubQ VISA(年会費2,000円(税抜))で、ショッピングマイルを2倍にする「JALカードショッピングマイル・プレミアム」(年会費3,000円(税抜))と、割引運賃でも区間マイルの100%が加算される「JALカード ツアープレミアム」(年会費2,000円(税抜))に参加登録しています。実質的な年会費は7,000円(税抜)ですね。

年間のカードショッピング利用金額は約200万円で、その内約120万円はJALの航空券代です。その全てをJALカードで支払っていたので、年間約32,000マイルのショッピングマイルを獲得できていました。
※JALホームページからの航空券購入は「JALカード特約店」ですのでマイルが2倍。

アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、年会費は35,000円(税抜)と高いのですが、JALを含む対象航空会社26社の航空券を、円建てで(米ドルやユーロ、韓国ウォンなどの外貨建ては対象外)、その航空会社のウェブサイトや空港カウンターなどから直接カードで購入すると、100円=5ポイントの割合で、有効期限のないメンバーシップ・リワードのポイントを貯めることができ、そのポイントを1,000ポイント=1,000マイルの比率でJALを含む提携航空会社14社のマイルに移行できます。管理人の場合で言うと、今までJALの航空券(120万円相当)の購入で24,000マイルしかショッピングマイルを獲得できなかったところ、60,000マイル獲得できるようになるということです

アメックス・スカイ・トラベラー・カードも年会費は10,000円(税抜)と比較的高いのですが、JALを含む対象航空会社26社の航空券を、円建てで、その航空会社のウェブサイトや空港カウンターなどから直接カードで購入した際に、獲得ポイントが100円=3ポイントとなります。そして、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードと同様に、1,000ポイント=1,000マイルの比率でJALを含む提携航空会社14社のマイルに移行できます。管理人の場合で言うと、今までJALの航空券(120万円相当)の購入で24,000マイルしかショッピングマイルを獲得できなかったところ、36,000マイル獲得できるようになるということです

(注) アメックス・スカイ・トラベラー・カードの「航空券購入代金ポイント3倍」特典の対象は、対象航空会社12社のなかから事前に登録した1社のみでしたが、2013年7月29日利用分より、1社に限定されず12社全てが対象となるようにサービスが変わりました。

なお、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード、アメックス・スカイ・トラベラー・カードいずれの場合であっても、獲得したポイントをJALマイルに交換するには、「JAL/AMEX ショッピング・マイル・プラン」の年間参加費9,000円が別途必要です。ポイント3年間貯めて、3年目にJALマイルに交換する場合は、3年目にだけ参加費を支払えば大丈夫ですので実質的な年間参加費は3,000円となります。有効期限無期限のメンバーシップ・リワード®ポイントだからできる業ですね。

対象航空会社26社(航空券購入によるポイントが3倍または5倍の航空会社)JAL、ANA、スターフライヤー、大韓航空、アシアナ航空、チャイナエアライン、エバー航空、ガルーダ・インドネシア航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、フィリピン航空、デルタ航空、ヴァージン・アトランティック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、オーストリア航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、アリタリア-イタリア航空、ルフトハンザ ドイツ航空、フィンランド航空、エアタヒチ、カンタス航空、エミレーツ航空、エティハド航空
提携航空会社(ポイントのマイル移行が可能な航空会社)JAL、ANA、チャイナエアライン、デルタ航空、ヴァージン・アトランティック航空、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、スカンジナビア航空、アリタリア-イタリア航空、フィンランド航空、中国南方航空、エミレーツ航空、エティハド航空

JALカードとアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの2枚持ち

JALカードとアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの2枚持ちをした場合、航空券はアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードで購入し、マイル還元率5%を実現。搭乗時はJALカードを提示して、JALカード会員限定のボーナスマイルを獲得します。JALカード ツアープレミアムに参加登録していれば格安航空券でも区間基本マイルの100%が加算されますし、搭乗ボーナスマイル(区間マイルの10%)も加算されます。FLY ONポイントを一定数貯めれば、JMBクリスタル、JMBサファイア、JMBダイヤモンドの特典も受けられますね。

さて、獲得マイルは増えたが、年会費も増えた。アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは私にとってプラスなんでしょうか?マイナスなんでしょうか?

まず、プラス方面に注目してみましょう。一番大きいのは、獲得マイル数が36,000マイル増えたこと。羽田-新千歳、羽田-那覇、羽田-石垣などの特典航空券にマイルを使う私にとっては1マイルの価値は2.5円相当。36,000マイルは90,000円相当の価値があります(+90,000円)。さらに、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードを持つことによって、アメリカン・エキスプレスの各種サービスを利用できるようになります。国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを同伴者1名も含めて無料で利用できるようになります。入室料は各ラウンジ毎に異なりますが平均的に1,000円程度ですので、仮に年間2回利用するとして2,000円程度の価値があります。

海外旅行からの帰国時に羽田空港、成田空港、中部国際空港、関西国際空港にて手荷物無料宅配サービスが利用できるようになります。JALエービーシーカウンターに荷物を預けて手ぶらで帰宅の途に就けます。スーツケースなどの大きな荷物の宅配送料は1,500円程度しますので、年2回利用すると仮定すると3,000円程度の価値がありますね。

また、付帯保険が充実します。航空便遅延費用補償が付帯するようになります。航空便、手荷物の遅延により臨時に出費した費用が1回に付き最高20,000円まで補償されます。手荷物紛失時には1回に付き最高40,000円まで補償されます。補償の適用回数に制限はありません!JALカード TOP&ClubQ VISAよりも保険金額の高い海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険が利用付帯します。アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの旅行傷害保険はいずれもカードで航空券の代金・宿泊を伴うパッケージツアーの代金を支払った場合のみ適用されます。JALカードの旅行傷害保険は自動付帯で、航空券・パッケージツアーを購入しなくても適用されますから、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードをメインカードとして使用することにより、両カードで合算された補償金額が適用されるようになります(但し、死亡・後遺障害保険金のみ合算されず)。旅行傷害保険の価値は算定が難しいところですが、3,000円分くらいの価値は見積もってもいいのではないでしょうか。

利用できる電子マネーが6規格にまで増えることもメリットです。今までマイルを生まなかった利用シーンでもマイルを獲得できるようになります。私が考える、JALマイラーのための最強のサブカードであるリクルートカードJMBローソンPontaカードVisaイオンJMBカード(JMB WAON一体型)を持つとさらに利便性が増すでしょう。

旅先から24時間年中無休、通話料無料またはコレクトコールでかけられる「オーバーシーズ・アシスト」にはレストランの予約代行や緊急時の医療機関の紹介などを依頼できます。この価値は安心料込みで1,000円くらいでしょうか。

以上の結果、JALカードとアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの2枚持ちをすることによって、+99,000円分のプラスが生じたことになります。

一方マイナス面は、2枚持ちによる年会費の支出(-37,800円)とマイル交換手数料(-9,000円)の合計で、-46,800円です。

プラスとマイナスを相殺すると、+52,200円。

管理人は、JAL一般カードとアメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードの2枚持ち、充分おすすめできると思います。

なお、アメックス・スカイ・トラベラー・カードでも、プラス幅こそ縮まるものの同様の結論を出すことができます。

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